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球団を経て芦屋にボディーコンディショニングジムCOUGS開業 土屋 明洋 vol.3

球団を経て芦屋にボディーコンディショニングジムCOUGS開業 土屋 明洋 vol.3

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土屋明洋(つちや・あきひろ)
COUGS(クーグス)代表 / アスレティックトレーナー / S&Cコーチ。

《主な経歴》
1977年、愛知県名古屋市生まれ。プロアスリートの身体づくりから一般の人の健康管理まで、幅広く指導するコンディショニングの専門家。ワシントン州立大学でNATA公認アスレティックトレーナー(ATC)の資格を取得。2012年より阪神タイガース1軍トレーナーとしてチームに帯同、2016年からは阪神タイガースファームトレーナーとして一軍で活躍を目指す若手選手のトレーニング指導、コンディショニングに携わる。20192COUGSを設立。

全3回のシリーズで土屋トレーナーのキャリアに迫る。
vol.3は帰国後活動から開業編。

日本に帰国してからは、どのような活動をしていたのですか?

 語学学校も含めて約5年後に帰国し、大学で屋内スポーツのトレーニングコーチを2年半していました。バスケットボール、バレーボール、柔道など、多くの競技のトレーニングコーチをしていました。

その後、阪神タイガースに入団したのですね?

 はい。2012年から2018年までの約7年間、阪神タイガースに在籍していたのですが、自分はてっきり二軍からスタートすると思っていたら、一軍スタートだと言われて、ちょっとビックリしました(笑)。
 いきなり沖縄キャンプでアップの笛を吹くことも任されたのですが、引き継ぎがあったわけではないので、家の近くの公園でエアでアップの練習をして、キャンプ初日から変な空気が流れないように準備をしたりしました。
 最初は、「テレビに出ている人と仕事をしている」という緊張感がありましたが、毎日顔を合わせる度に、徐々にそのような雰囲気には慣れてきました。

選手やスタッフの方々と信頼関係を築くために、どのような工夫をしましたか?

 とにかく、入団当初は、一つ一つの仕事に全力を尽くすことに集中しました。プロの集まりなので、手を抜くと、すぐにバレる世界です。どんなに帰りが遅くなろうと、最後の1秒まで選手のケアに集中することが求められたようには思います。
 特に、最初の1、2年前は信頼関係を築くことに注力したのですが、それがストレスだったのか、蕁麻疹が出たこともありました(笑)。今から考えると、やはり精神的にも肉体的にも負担がかかったのかな、と思います。

7年間所属した阪神タイガースを、昨年で退団したわけでですが

 1軍で4年、2軍で3年担当しました。矢野監督はトレーニングに対する理解も深く、選手を乗せるのもうまい指導者でした。
 例えば、「こいつ、この体格でストレートが130kmそこそこしか出ていないから、150km出るようにトレーニングを教えてやってくれよ」と直々に言われると、トレーナーとしてもモチベーション上がりますよね?そういう声の掛け方は素晴らしかったと思います。
 退団には後ろ髪を引かれる思いもあったのですが、自身も40歳を超え、そろそろ次世代のトレーナーにチームを譲っても良いかな、と思うようになりました。また「チームを広い視野で見る」ということの面白さや魅力はもちろんあるのですが、「個人を深く見る」という面白さや魅力もあり、2019年の今現在は、この「深さ」を追求していきたいと思うようになりました。

2019年1月にCOUGSをオープンしたわけですが

 開業してみて、プロ野球選手と比べても伸び代が大きいので、ちょっと刺激を入れるだけで、劇的に変わる人が多いのは、とてもやりがいを感じます。リアクションも大きいんですよね(笑)。「だいぶ、肩が楽になった」とか「2、3回来店しただけで、二の腕のプルプルがなくなった」とか「どこいっても膝が痛く、一日立っていたら水が溜まって困っていたのに、クーグスに来て何回かセッションをしたら、膝の痛みが完全になくなってしまった」とコメントをいただきました。ここまで短期間でトレーニング効果が出るのか?と自分自身でも驚いています。

 いわゆる病院やクリニックで行われるメディカルリハビリテーションは、急性期や回復期には大切で、保険も適用されるのですが、退院後のケアをしっかりとサポートしているところはまだまだ少ないのが現状ですよね。自分の専門はアスレティックトレーニングやアスレティックリハビリテーションなので、アスリハの観点からサポートしていきたいです。運動によって根本的な痛みの原因の解決だったり、予防などができることも多いので、そのような観点から多くの人々をサポートできたらな、と思っています。
 また、「コンディショニング」という言葉がまだまだ社会的な認知度が足りていないように思います。どうしても運動をするのは、「トレーニング」ということで、きついことをすればなんとかなると思っている方が多すぎるように思います。特に東京オリンピックが終わってからは、「コンディショニング」という言葉がもっと一般化するのでは?などとも言われていますが、1日でも早くこの言葉が広まってくれると嬉しいですね。

最後に、スポーツトレーナーを目指す人たちに伝えたいことを教えてください。

COUGSオーナー兼アスレティックトレーナー土屋明洋さんが大切にしているスクラップブック

 話は学生時代に戻るのですが、スポーツトレーナーという職業に興味を持ち始めた大学2年生の頃は、テレビ局のスポーツ部でADのサポートをするようなアルバイトをしていました。その業務内容の中には「中日ドラゴンズのドラフトに関係する記事が、スポーツ紙などに掲載されていたら、それをコピーして切り抜いて、スクラップにする」という役割がありました。
 仕事に空き時間が多かったので、時間を有効活用しようと思い、「スポーツ紙に掲載されている、トレーナーやトレーニングに関する情報をスクラップする」ということを始めました。シーズンが終わると、毎年10月か11月頃にトレー二ングコーチのプロフィールを紹介する記事が各紙に掲載されるのですが、その経歴を見るとやはりアメリカの大学を出ている人が多いことに気づいたんですね。「将来的に、プロスポーツの現場で働くんだとしたら、アメリカにいった方が近道かな?」と思うようになりました。
 自分なりに、夢を掴むために、学生の頃から努力をしたというのは、今後も伝えていきたいですね!

取材:田沢

COUGSの内装

土屋さんのジムはこちら

【COUGS】
所在地:兵庫県芦屋市津知町11-14 1F
電話 :0797-23-5580
URL  :https://www.cougs.jp/

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