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自身の経験と学生トレーナーへの思い『C.H.A.I.N』 vol.3

自身の経験と学生トレーナーへの思い『C.H.A.I.N』 vol.3

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村木 健太郎 柔道整復師
1987年青梅生まれ
C.H.A.I.N(チェイン)チーフ / 青梅市サッカー協会理事 / カラダラボ青梅駅前施設長 / こばやし接骨院非常勤セラピスト

 東京の北西部に位置し、都下では八王子市の次に面積が広い青梅市。人口133,283人、63,474世帯が暮らす(2019年11月現在)この街には、2020年に創立50周年を迎える一般社団法人青梅市サッカー協会がある。節目を迎える年に、フィジカルサポートチーム『C.H.A.I.N』が結成された。
 青梅を愛し、青梅に恩返ししたい。そんな想いの溢れる『C.H.A.I.N』創設者であり、FIFA国際審判員の専属トレーナーや地域での講習会で傷害予防等の普及・啓蒙活動を行うの村木 健太郎氏に話を伺った。
 第三弾は学生トレーナーと活動への想いについて。

サポート対象のトレーナーの登録や対象はどのように考えていますか?

 地域でのフットワークの軽さと、顔の見える関係性を大切にしたいので、青梅市内の学生トレーナーから考えています。

 トレーナー業界の課題のひとつでもありますが、すでにトレーナーが継続的に対応しているために、なかなかトレーナー枠が空かず、学生トレーナーが現場経験を積めない、現場経験を積むには費用負担が大きいという風習があります。学生トレーナーが現場経験を積みたければ、ボランティアとしてチームに帯同し、交通費やテーピングなどの消耗品費まで自費負担しているケースが多いのです。トレーナーバックやメディカルキットを揃えるだけで数万円かかりますので、学生にとっては大きな負担です。それが現場経験へのハードルになってしまうことは問題です。

 また、青梅市内の少年チームでトレーナーが付いているところはありません。例えば、あるチームの中ではお父さんが消防士で、何かあれば対応してくれることはありますが、サッカーに対するフィジカルトレーニングとなると対応できるものではありません。

 けれども、我々CHAINがサポート体制を作り、学生トレーナーに手当を出して、トレーナーバックやメディカルキットを貸与すれば、少年チームには専門的な知識や技術を伝えることができ、学生には経験の場を提供できます。学生トレーナーの経験不足を補うために私たちが付いて行き、現場で指導しながら学ぶ場を作りたいと思っています。

C.H.A.I.Nチーフであり青梅市サッカー協会理事であり、カラダラボ青梅駅前施設長であり、こばやし接骨院非常勤セラピストである柔道整復師の村木健太郎さんのメディカルバック
↑リンドスポーツのこのバッグは収納ポケットがたくさんあり、大きく本当に重宝しています。【村木】
C.H.A.I.Nチーフであり青梅市サッカー協会理事であり、カラダラボ青梅駅前施設長であり、こばやし接骨院非常勤セラピストである柔道整復師の村木健太郎さん愛用のテーピング
↑メーカーさんによってテープの特徴が微妙に違うのでテープごとに使い分けをしています。

学生にとって金銭的な負担はネックになりますね

 収入のない学生にとって、消耗品を購入することは困難です。

 トレーナーの資金的な側面で消耗品であるテーピングやメディカルキットの質に差が出ることが、子どもや保護者からはどのように感じられる、感じさせてしまうでしょうか?

 C.H.A.I.Nが最初にきちっとしたキットを作り、学生トレーナーがどれだけ使ってもいい状況を作ってあげられれば、学生のときから良いものを使う経験を積むことが出来ます。これも重要だと考えています。

C.H.A.I.Nチーフであり青梅市サッカー協会理事であり、カラダラボ青梅駅前施設長であり、こばやし接骨院非常勤セラピストである柔道整復師の村木健太郎さんが施術をしているところ

C.H.A.I.Nの資金はどこから?

 青梅市サッカー協会から予算をもらっていますが、市区町村レベルのサッカー協会ですから潤沢にお金があるわけではありません。いまは「 JOGARBOLA 」さんにスポンサードしていただいています。  

 C.H.A.I.N単体で収支が成り立つような仕組みにするのが当面の目標です。

C.H.A.I.Nチーフであり青梅市サッカー協会理事であり、カラダラボ青梅駅前施設長であり、こばやし接骨院非常勤セラピストである柔道整復師の村木健太郎さんがトレーナーのキャリア、インストラクターのキャリアについて語っているところ

最後に、活動への想いをお願いします

 保護者にとっては子どもがスポーツを始めて、はじめて体と向き合うケースもあります。私たちにとって当たり前だということも一般的ではないということが多々あり、その度に知識を提供していく必要性を感じています。講習会をしていると「うちのチームでは怪我を見てくれないです」という相談がよく上がります。スポーツを始めよう、チームを選ぼう、というときに、C.H.A.I.Nと関わりがあるかどうかが重要なポイントになるといいですし、チームに当たり前にトレーナーがいるように出来たら良いですよね。

 他協会の方から「青梅って変わった取り組みができているよね」というお声をいただきましたが、C.H.A.I.Nの活動を通して、一般の方に知識を広めることが出来ているのかなと思いました。私たちがやっていることは必ず、必要なことだと思っています。スポーツをするうえで怪我はつきものです。それに対して知識を深めること、経験を積むことで学んでいく必要があります。私たちも常に学びながら、継続しながら、地域に還元したいです。そうすると青梅全体が地域として変わっていくのではないでしょうか。

 国際大会や国内の主要大会では医療関係者やトレーナーがいるのは当たり前なのに、草大会にはいません。脳震盪を起こすリスクなどは変わらないのに、その差は良くないですよね。トレーナーを専属で付けることが難しくても、地域での知識の底上げができていれば、処置の差で後遺症が残るような致命的な状態を防ぐことができるかもしれません。試合やオーバートレーニングが原因の怪我で、大事な若い時期の1年を棒に振るようなことを防ぐにも、知識の底上げが必要です。

 知識の還元を行うことで、適切なチーム選びや、怪我のリスクの低減、スポーツを思い切り楽しむ環境づくりなどにつながるでしょう。前例のない活動ですが、この活動を通して、体のことや私たち専門職のことを知ってもらえたら嬉しいです。

 私が渡辺さんに出会って人生が変わったように、今の若者にとってそんな存在になりたいですね。あの動画を見たおかげでトレーナーになりました、なんて言われたら最高です。

C.H.A.I.Nチーフであり青梅市サッカー協会理事であり、カラダラボ青梅駅前施設長であり、こばやし接骨院非常勤セラピストである柔道整復師の村木健太郎さんが施術をしているところ

取材:橘内小林(ひ) 編集:小林(ひ)

青梅サッカー協会のロゴ
C.H.A.I.Nチーフであり青梅市サッカー協会理事であり、カラダラボ青梅駅前施設長であり、こばやし接骨院非常勤セラピストである柔道整復師の村木健太郎さんがトレーナーのキャリア、インストラクターのキャリアについて語っているところ

一般社団法人青梅市サッカー協会はこちら

C.H.A.I.Nはこちら

村木さんの勤務先はこちら

【リハビリ特化型デイサービス カラダラボ青梅駅前】
URL :https://karadalaboome.wixsite.com/karadalabo-ome
【こばやし接骨院】
URL :http://www.e-hato-bu.com/

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