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小松 佳弘 (こまつ よしひろ)
株式会社パーソナル・グラス・アイックス常務取締役
ツァイスビジョンセンター by パーソナルグラスアイックス、メガネのアイックス銀座店、検眼士
一般社団法人ビジョンアセスメント協会 代表理事
小松式ビジョントレーニング ビジョンアセスメントトレーナー
《出身、学歴、競技歴》
1981年7月27日福岡県飯塚市生まれ。
九州産業大学附属九州高等学校、早稲田大学 人間科学部 スポーツ科学科コーチング理論 卒業
大学在学中に、心理カウンセリング専門学校、キクチ眼鏡専門学校(オプトメトリー課程)も卒業。
2020年4月より筑波大学人間総合科学研究科 体育科学専攻 博士後期課程に進学予定。
競技歴:卓球・バスケットボール・ソフトボール・硬式野球
代表的な著書に『発達障害の子どもを伸ばすビジョントレーニング(実務教育出版)』がある。
プロスポーツ選手から小さな子ども達まで、老若男女問わず全ての人を対象とした、「視る」機能を知るための両眼視機能検査「ビジョンアセスメント」と「視る」機能を高めるための「ビジョントレーニング」。
人間の情報入力の大部分は眼から言われており、その機能性を高めることは、スポーツ成績の向上のみならず、学習の促進や発達障害の改善など幅広く、かつ多くの事項を改善することが可能と言われている。
『発達障害の子どもを伸ばすビジョントレーニング(実務教育出版)』の著者であり、小松式ビジョントレーニング ビジョンアセスメントトレーナーである小松 佳弘氏に、キャリアや現在の活動等を聞いた。
カールツァイスビジョンセンターをオープンされますが始めるきっかけは何かあったのでしょうか?
この度、2019年12月12日にオープンすることができました。
長年カールツァイス社の製品を取り扱っていましたが、国内の総代理店の影響もあって、一時疎遠になった時期がありました。しかし、100%本社資本の会社ができたことで、再度お付き合いが始まりました。
再度お付き合いが始まったきっかけとしては、たまたま医療系展示会に行った際に、カールツァイス社が出展されていて、社員の方にお会いした時です。新たな検査機器が無いか、またもともと店舗で使用していた40年ほど前からある機械の紙のチャートデータがないかという問い合わせをしたんです。そうしたら、既に電子化された機材があるということで、その後担当者の方を紹介していただいたことで、付き合いが進みました。
カールツァイスの製品は、他社製品と比べてレンズの性能が格段に違い、我々がもともと行っていたアセスメントを取るためのカールツァイスの検査機器はとても優れています。店舗で導入し、お客様に納得して使っていただける環境を作れたこともあって、本店と銀座店でのカールツァイスレンズの売上が国内シェア1、2を独占することもありました。そうやってお互いの信頼関係が高まっていきました。
カールツァイス社は、海外では既に150店舗以上のビジョンセンターを設置していましたが、先進国の中で日本だけビジョンセンターがないという状況がありました。信頼関係の高まりも相まって、「(日本でビジョンセンターを)出しませんか?」という打診を受けた時、「是非やりましょう」と返事したことで、協業が決まりました。
私たちアイックスも、もともと2020年中に福岡市内に店舗を出す計画はあったのですが、タイミングが良かったこともあって、1年前倒しでツァイスビジョンセンターとして出店することにしました。
カールツァイス社は、彼らのブランドの既存価値を毀損しないような企業を世界各地で求めていて、出店タイミングも含めてアイックスとうまくマッチングしたという形です。


今後はビジョンセンターをどのような場所にしたいという思いはお持ちですか?
ビジョントレーニングも含めて、常にいろいろなことをやっているという場所に思われると有難いです。
今はまだ珍しい場所ですが、今後は類似の企業やお店が増えてくると思うので、常に新しく、正しいものをしっかり見つけて、お客様に提案していくことができればいいですね。フレームやレンズ、検査方法、トレーニングなど全て含めて、そういう場所になれればと思います。
カールツァイス社のバックアップもあるので、安心して検査できることも強みの一つです。

日本では他にはカールツァイスビジョンセンターは無いのですか?
カールツァイス社の機器を使用しているお店は他にもありますが、カールツァイス社と協業・共同で運営している店舗はここしかありません。
カールツァイスの技術、元々持っているアセスメント、そしてトレーニングまでが一貫して一つの場所で行える魅力的な場所だと感じます。
日本での初のツァイスビジョンセンターなので、日本独自の方法が産み出せればと思っています。

最後に、今後の展望を教えていただけますか?
ツァイスビジョンセンターは、フレームやレンズの販売を行いつつも、なかなか来店が難しい遠方の方もいらっしゃるため、彼らに対しても情報提供できるような、しっかりとアセスメントの方法を構築する場所にしていきたいと思います。足部を計測する機械も入れているので、運動機能の観点からもチェックしていきたいです。
できれば東京にある銀座店も、ビジョンセンターとしての機能を兼ね備えた店舗へバージョンアップしたいと考えています。将来的には日本の主要都市には、しっかりとアセスメントができるビジョンセンターが存在するようにし、できるだけ多くの人に視力矯正の重要性を見直してもらい、またその普及活動も併せて出来るよう考えていきたいです。
学生としては、データを整理して論文としてまとめていきたいです。博士課程は長いですが、しっかりと形にしていきたいですね。
3足の草鞋を履き、いろいろなことを同時進行させていくので、私がきちんと対応できるか心配になります。
大変な作業ですが、全てが「眼」に関してつながり連結して、充実しそうですね。
そうですね、違ったことを3つ、4つとしている訳ではなく、全てが延長線上にあることなので楽しみです。
あとは、これから接客できる機会が減ってしまうので、どのように折り合いをつけるかが鍵になります。他のスタッフがアセスメントをしっかり出来るよう教育しながら、私も学生の間はしっかりと検査を続けて、接客にも力を入れ続けていきたいと思います。



パーソナルグラスアイックスはこちら
URL :https://eyex.co.jp/
ツァイスビジョンセンター by パーソナルグラスアイックスはこちら
一般社団法人ビジョンアセスメント協会はこちら
小松さんの著書はこちら
発達障害の子どもを伸ばすビジョントレーニング(実務教育出版 2019)
URL :https://www.amazon.co.jp/dp/4788911000
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